2005.04.06

秋葉原トカレフ

どういう意図で書いたかわからない文章が書き溜め用テキストファイルにあったのでアップしてみる。


ある日の会社帰り、秋葉原の裏道を歩いていたら変なオヤジに呼び止められた。パソコン初心者のオジさんが、夜の秋葉原に来てみたはいいが、ショップとか全然わかんなくて困ってるのだろうなと思ったがそうではなく。

「兄ちゃん、トカレフいらんか?」
「は……?」
「トカレフ」
「……えっとアノ、それは鉄砲の?」
「そや」

いくら人通りの少ない夜の秋葉原とはいえ、路上で突然それはないだろう。いや、新宿や大久保あたりならおかしくないが、ここは秋葉原。「とっておきのCD-ROMあるんだけど」ぐらいならまだわかる。若干のパニック状態に陥った俺の口から出た台詞は、自分でもよくわからないモノだった。

「いえ、私は宇宙刑事なので」
「は……?」
「いやアノ、宇宙刑事……」
「なんだ兄ちゃん警察か?」

オヤジの表情が変わる。

「ええ、宇宙ですが」
「あ、ならいいや」

オヤジはそそくさとその場を立ち去った……。

俺、宇宙刑事、鉄砲、いらない。

う~んここから先、なんか展開考えてたんだろうか? 全然思い出せない。っていうか書いた記憶無い。泥酔状態で書いた? こんながのいっぱいあるよ。

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2005.03.28

『iPod shuffle』プレゼント

先日のちょとした出来事。

帰省する途中に寄ったセルフのガソリンスタンドで給油していると、スタッフジャンパーを着た高校生ぐらいの地味な女の子が近寄って来て、“会員カードの申し込み”についてなにやら説明を始めた。

帰省途中であり、申込書の記入に時間を取られるのは御免だし糞メンドくさいので全然興味は無かったが、丸暗記したであろう台詞を早口で懸命に、しかも物凄く聞き取りづらく喋るのが微笑ましく、途中で遮りもせずに「へ~」と聞いていると、説明がひと段落したところで彼女が“決めの必殺技”らしき台詞を放った。

「今ならiPodも当たるんです!!」

さも魅力的な特典だといわんばかりに目を輝かせている。彼女が手にするパンフレットを見るとそこには『iPod shuffle』。タダで貰えるならそりゃ嬉しいケドさぁ。おじょうちゃん、それはソコまで魅力的な特典じゃねぇぞ。しかも抽選だし。

「いや、俺、iPod持ってるし」
「ええ!! iPod持ってるんですか!!」

いや、そんなに驚かないでも……。

「うん。iPod Photoをね、今も車ン中で使ってたトコ」
「へぇ~いいですね、高いンですよねぇ」

おじょうちゃん。このスタンドでおじちゃんやおばちゃんが給油中の車ねぇ、iPod shuffleを100個買ってお釣り来る額だよタブン。とか言ってあげたかったが、このぐらいの年頃だと自分の“お小遣い”で購入可能な物が想像範囲内の買い物なんだろうなぁと思ったのでやめておいた。

「いいなぁ」
「うん、いいんだよ。iPod」

なんかよく分かんないが、彼女にとってiPod shuffleは、超欲しいケド買えない“高嶺の花”アイテムなのか、パンフレットのiPod shuffleの写真を眺めたまま、しばし自分の世界に入っている。

「そうですかぁじゃ駄目ですね」

自分の世界から戻って来るなりそう言うと、彼女はアッサリと待機場所へ戻って行った。オイオイいいのか?! それでいいのか?! キミの仕事は“iPodプレゼントの応募者募集”ではなく、“ガソリンスタンド会員カードの勧誘”だろう? iPodどうでもいいじゃん。キミのもうひと押しで俺も会員じゃん? いや、会員にはならないけどさぁ……。

給油を済ませ、併設されたドトールで食い物を買い込んでふと見ると、先ほどの女の子が今度はパンチパーマのおじちゃんに話し掛けている……。おじょうちゃん。そのおじちゃんはiPodと象印ポットの違いもわからないよタブン。っていうか“iPodがいかに魅力的なのか”の説明だけで終わっちゃうんじゃねぇか? とか思いながらスタンドを後にした。


いやしかし、あの子がバイトしている理由が“iPod買うため”だったらなんか泣けるよなぁ。俺も好き放題に無駄遣いせず、ちゃんとアルバイトとかしなくちゃなぁ……いやいやいやいや、ちょと待て。俺は俺が働いて稼いだ金で無駄遣いしてるんだよ。 いいンじゃん!! 普通じゃんか?! 俺まちがってない、ダイジョブダイジョブ、セーフ。

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